ようこそ小笠山を愛する協議会のサイトへ

 

当会は、小笠山を愛する人や団体の集まりで、自然豊かな小笠山を親しむことが出来るように取り組むとともに、小笠山の自然を大切にする活動を行っています 


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登山道に生い茂るシダ

新着情報

 

 

2024/4/15  「当会についてー活動のようす2」ページに春のハイキングを追加しました   

2024/3/6    「コース紹介」ページに中尾根~腹摺峠 周回コースを追加しました   

2024/3/2     「調査研究 ページに調査報告 風吹嶺から行者尾根ページを追加しました 

2024/2/16   「調査研究 ページに小笠山の国有林と入林についてを追加しました 

2024/1/19   「おしらせ ページに砂利採取要望書提出確定文書を掲載しました 

 


おしらせ

 

 小笠山主稜線の西尾根と中尾根を繋ぐ管理歩道が整備

 2024/1/23

 

  眺めが良くなった展望台 

 2023/11/5

 

 矢矧橋の点検、12月末までに実施     

 2023/10/27      

今後の予定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

季節の風景 (写真募集中)

ウワミズザクラ咲く

( 撮影 2024.4.16 中山幸男 )



花・植物のお話(第34回) 春を感じる花「ショウジョウバカマ(猩々袴)」

春一番に、茶草場などでピンクの花を見ると嬉しくなります。春の使者、ショウジョウバカマ(猩々袴)の花です。名前は、一説に赤い花の色から中国の伝説上の動物「猩々」の顔に、葉の重なりの具合から袴を連想して付いたと言われています。猩々は架空の動物で、酒を好み、赤い顔をしているとのことです。

高層湿原から低山まである垂直分布の広い植物で、小笠山では湿り気の多い窪地状の茶草場などで見られます。多年草で前年の秋から、根元に幅広で、線形の滑らかな多数の葉を地表に放射状(ロゼット状)に並べ春を待ちます。少し暖かさを感じる頃になると中心から花茎を伸ばして柄のある花が房状に咲きます。花色は白から濃いピンクまで様々です。花弁は6枚、おしべが6本、めしべが1本です。花弁は色褪せても長い間茎に残り、緑色の花が咲いているように見えることがあります。実は3つに分かれた蒴果です。熟すと縫い目のところから裂けて種を飛ばします。ちょうど咲いています。茶草場を見てください。 2024/4/6 (会員:広谷和子)

花の形(拡大)

開花したショウジョウバカマ

ロゼット状に広げた葉

花後の緑に



「歴史の山・千手峰周辺」のハイキング(報告)

3月1 7日のハイキングには2 9名が参加、千手峰周辺を歩き、早春の山を楽しんだ。大須賀町の普門寺を9時に出発、北側から千手峰(標高1 8 2 m )に登り、大きな養鶏場跡地を眺め、南側の尾根の三角点(標高1 8 0 m )を経由し、13時30分に出発地に戻った。

千手峰は、戦国時代に徳川家康が普門寺の和尚の案内で登ったと伝わる歴史のある山。現住職の書いた山頂表示板があり樹林に覆われていたが、西側に少し進むと大きく切り開かれており大須賀のまちや遠州灘などが望めた。今回のコ- スは少し長めだったが比較的緩やかで、山道の周囲にはウバメガシやヒサカキ、ソヨゴなど小笠山特有の森が広がり、センリョウやヤブコウジ、開花したミツバツツジなどもあり楽しめた。

このハイキングコ-スは小川夫妻によるコ-ス整備が随所に見られ、お陰で安全に歩くことが出来た。また、千手峰や養鶏場跡の歴史や茶畑の現状などについての小川理事による話しも大変有意義だった。担当(小川、増田、野中)の皆さん、ご苦労様でした。

2024/3/25  (代表:中山幸男)



小笠山トンネルが車両通行止め

 

 

令和6年3月21日~3月29日まで小笠山トンネルが崩土撤去工事

のため、車両通行止めになる看板が掲出されていましたのでお知らせし

ます。 (理事:瀧本健)

 


花・植物のお話(第33回)まるで多肉植物のようなシダ「マメヅタ」

山の岩壁や石垣、樹の幹などに「細い根茎」を這わせ、丸い1センチくらいの肉厚の緑色の葉が土台が見えないくらい密生して覆っていることがあります。これは常緑のシダ植物のマメヅタです。

葉は栄養葉と胞子葉に分かれています。栄養葉は、直径1センチくらいの丸い形の葉で光合成を行います。一方、胞子葉は3センチくらいの細長いしゃもじ型をしていて、栄養葉より高く立ち上がっています。胞子葉の裏側には線形の胞子嚢群(胞子の入った袋)を付けます。初めは、脈(中肋)の両側に付いていますが、成熟すると盛り上がって葉身の裏面一杯に広がります。

これからの季節は胞子葉がたくさん見られますので覗いてみてください。 (会員:広谷和子)

マメヅタの栄養葉

  マメヅタの胞子葉



行者尾根の登山道周辺を整備 (報告)

3月2日、会員13名が参加し、行者尾根登山道の取り付き周辺の草刈りを行いました。

荒れた茶畑脇のススキなどが茂り歩きにくい道を草刈り機や鎌で刈り、安全に歩けるようになりました。

2024/3/2  (担当:内海廣治、瀧本健)



小笠山通信(No26) あなどれない小笠山、地図と道標で安全な山歩きを

雨の上がった2月26日、小笠山を歩くと森からウグイスの囀り、谷では蛙が鳴き、ヤシャブシが細長い花穂をたくさん付けていた。山歩きの好季節の春も間近だ。注意したいのが山での事故である。転倒や崖からの転落は無論だが、意外に多いのが道迷いである。先日も小笠山で道に迷ったと話す方と出会った。昨年は六枚屏風方面に出掛けた単独の高齢者が行方不明になり、警察、消防が捜索。連絡があり私も駆けつけたところ「道に迷っているのを警察が発見、下山中」との消防署の説明に安堵した。数年前には出発地に戻れず翌日発見された登山者もいた。小笠山は、標高が低いが地形が複雑で、里に近いため多くの道があり、迷い易い。あなどれない山である。かつて私も小笠山で何度も道に迷い、安全に歩くために地図と道標の必要性を痛感した。「なんとかしたい」と思い、この課題に十数年前から取り組んきた。

地図については、退職後、時間があれば小笠山を歩いてコ-スを調査し、小笠山のハイキング地図を作った。この手作り地図は山で会った人に配付した。その後、掛川遊歩会(代表鈴木久裕)がマップを作成することになり、私の地図も活かされた。遊歩会作成の小笠山マップは大変好評で版を重ね、10,500部を印刷、地域のベストセラ-である。

道標は、板と杭を自費で購入、板に行き先をマジックで書きニスを塗り、杭に打ち付け、山道の分岐箇所に設置した。その数は約100箇所。この道標は5年も経つと杭が腐り、文字は薄くなり、道標の修繕や更新が大変だった。そんなとき掛川遊歩会と小笠山を愛する協議会、天竜森林管理署が道標設置に取り組むようになった。私の手作りの道標は、業者が作成した耐用年数の長いプラスチック製の道標に徐々に置き換わった。今年は6箇所に設置する。公共性の高い道標である。土地所有者のご理解とご協力に感謝したい。

「小笠山はマップと道標があるから歩ける」との声。皆さんも小笠山マップ(販売先は小笠山を愛する協議会HP記載)と道標を活用し、道迷い等の事故が発生することのないように心掛け、山歩きを楽しんでほしい。 (代表:中山幸男)

   これまで掛川遊歩会が発行した小笠山マップ

 

手作りの道標

 

 

プラスチック製の道標



小笠山ハイキング      2021年11月20日


代表が写真集「生命輝く 小笠山の四季」を出版

 小笠山を愛する協議会の中山幸男代表が写真集「生命輝く 小笠山の四季」を自費出版しました。20年以上小笠山を歩く代表は、小笠山で出合い感動した花や四季折々の風景などを撮影し、小笠山の四季として写真集にまとめました。小笠山に咲く野の花、蝶や森で囀る野鳥、春から冬まで様々な風景、アサギマダラの小笠山での生態などの写真160枚が掲載されています。

代表は「写真集で自然豊かな小笠山を感じてほしい」と話しています。

この写真集は下記で販売されています。2,000円(税込)

販売場所

高久書店           掛川市掛川642-1   電話 0537-29-6120

これっしか処   新幹線掛川駅構内

江崎書店袋井店 電話 0538-42-9100

谷島屋磐田店  電話 0538-35-5778

 


小笠山マップ(改訂版)

小笠山の地図   掛川遊歩会(鈴木久裕代表) 作成・発行

         小笠山を愛する協議会がコ-ス調査や編集など協力

価格300円(税込み)

販売場所

①これっしか処 (掛川駅南口構内) 0537-22-1616

②高久書店        掛川市掛川642-1   0537-29-6120

③茶店やまき 掛川市入山瀬811  0537-74-2384

④菊川観光協会                                 0537-36-0201

⑤袋井市役所売店                                0538-43-2111

⑥谷島屋磐田店 磐田市国府台58-2  0538-35-5778



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