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◆2024/4/15 「当会についてー活動のようす2」ページに春のハイキングを追加しました
◆2024/3/6 「コース紹介」ページに中尾根~腹摺峠 周回コースを追加しました
◆2024/3/2 「調査研究」 ページに「調査報告 風吹嶺から行者尾根」ページを追加しました
◆2024/2/16 「調査研究」 ページに小笠山の国有林と入林についてを追加しました
◆2024/1/19 「おしらせ」 ページに砂利採取要望書提出確定文書を掲載しました
● 小笠山主稜線の西尾根と中尾根を繋ぐ管理歩道が整備
2024/1/23
● 眺めが良くなった展望台
2023/11/5
● 矢矧橋の点検、12月末までに実施
2023/10/27
美しいモミジの翼果
( 撮影 2024.5.5 中山幸男 )
小笠山を愛する協議会の総会が5月9日、会員29名が出席し開催された。来賓の天竜森林管理署の岩田清人署長、小山展弘衆議院議員からご挨拶を頂いた。
昨年度は、15回の事業が行われ313名が参加するなど盛況だった。天気にも恵まれ、事故も無く、参加者から「参加して良かった。楽しかった」などの声が沢山あった。事業にあたって担当の皆さんには事前の下見とコ-スの点検、資料作成、当日の運営、終了後の
報告などで大変お世話になった。会員等の登山道整備などへの参加、中遠登山クラブや野鳥の会の事業への協力にも心より感謝したい。
特筆すべきことは、①会員が100名になり、会HPへのアクセス数は立ち上げから3年で1万近くになったこと。②小笠山の貴重な自然を守るために掛川市長に要望書を提出し、新聞にも掲載されたこと。③掛川市南部でも千手峰や楞厳寺山などで登山道の整備やハイキング、マップ作成など、小笠山を資産として捉えた取り組みが進んだこと。④小笠神社の古道、行者尾根などの調査が進み新たなのコ-スとして整備されたこと。⑤六枚屏風について、現地を見た静岡大学の延原教授から「世界的にも珍しい」と学術的な見解を頂いたこと。⑦テレビや新聞で小笠山が紹介されたことである。
ところで当会では、総会を魅力あるものにしようとに工夫している。今年は、会や小笠山の状況、課題などが分かるように挨拶要旨を作成し代表が話した。また、月別の事業計画と担当の一覧表、掛川市長に提出した要望書と新聞に掲載された小笠山を紹介する記事の写し、四季の花が印刷された会のPRハガキを資料として配付した。総会終了後には、静岡朝日テレビとびっきり静岡で放映された「小笠山」、会員で映像のプロ佐藤典雄監事が制作した「小笠山と六枚屏風」を上映した。通常は総会資料に基づき、事業報告と決算、計画と予算を読みあげ承認を得て終了するのだが、これでは形式的で味気ない。有意義な総会を目指したが出席した皆さんがどう感じたか気になる。
本年度は総会で承認された16事業を着実に実施し、会の目的である「小笠山がかけがえのない地域資産として広く人々に親しまれるよう、また小笠山の豊かな自然が後世に繋がるよう」に取り組みたい。現在、小笠山は新緑の真っ盛り、まぶしいほどである。コナラなどの落葉樹、ウバメガシやシイ、タブノキなどの常緑樹が芽吹き、緑の濃淡、グラデ-ションが美しい。自然林が広がる小笠山、これこそ本物の新緑ではないか。風薫るこの時季、小笠山は花も多く格別気持ちが良い。サンコウチョウなどの夏鳥も飛来しており楽しめる。
(2024/5/13 代表:中山幸男)
小笠池遊歩道の草刈り(2023.7.22)
初夏の自然観察会(2023.6.24)
冬の小笠山ハイキング参加者(2024.1.28)
5月に入り緑が一段と濃くなった小笠山。尾根沿いで、つぼ形の小さな花を吊り下げた「コアブラツツジ」が咲いている。
アブラツツジに似ていると私は気になっていたが、愛知県豊川市の宮路山に群生する「コアブラツツジ」の説明板を読み、小笠山にあるのは「コアブラツツジ」であると理解できた。調べるとアブラツツジとコアブラツツジは分布域が異なり、中部以北に分布するアブラツツジに対し、コアブラツツジは静岡県から四国方面に分布するとのことである。杉野孝雄著「静岡県の植物図鑑」にアブラツツジは静岡県内には分布しないとあった。
コアブラツツジは、ドウダンツツジに近い仲間の落葉低木。葉は互生し、枝先に5~6枚の葉がかたまって付く。花は、緑白色のつぼ形で先が狭まり、長い花柄で垂れ下がる。晩秋になると林下で美しく紅葉しているのを見かける。名前は「アブラツツジに対し小型だから名付けられた」という。このコアブラツツジは、花が小さく葉に溶け込むような色をしているため気付きにくいが、注意深く見ると見つかる。
春の花も紅葉も楽しめるツツジである。(2024/5/9 会員:中山幸男)
春のコアブラツツジ
紅葉のコアブラツツジ
名前に"クサ(草)"が付いていますが、バラ科キイチゴ属の落葉低木です。日当たりの良い林縁や道端で地下茎から枝を伸ばし群生しています。
木の高さは30~60センチです。葉は小さい葉が3または5枚集まって一枚の葉(奇数羽状複葉)になり、短い毛に覆われているため柔らな手触りです。花は白い5枚の丸い卵形の花弁が梅の花のように付き直径4センチくらいです。花の中心に多数の雌蕊が集まり周りを多数の雄蕊が取り囲んでいます。受粉するとやがて雌しべの根元が膨らんでくす玉状に集まって1センチくらいのの実(集合果)になります。よく熟した赤い実は酸味がなく甘くてとても美味しいです。早く熟すのでワセイチゴともいい、集合果の中心が空洞なのでナベイチゴとも呼ぶそうです。
これからは次々に実が赤く熟す時期です。野山を歩くときに探してみてください。 (会員:広谷和子)
春一番に、茶草場などでピンクの花を見ると嬉しくなります。春の使者、ショウジョウバカマ(猩々袴)の花です。名前は、一説に赤い花の色から中国の伝説上の動物「猩々」の顔に、葉の重なりの具合から袴を連想して付いたと言われています。猩々は架空の動物で、酒を好み、赤い顔をしているとのことです。
高層湿原から低山まである垂直分布の広い植物で、小笠山では湿り気の多い窪地状の茶草場などで見られます。多年草で前年の秋から、根元に幅広で、線形の滑らかな多数の葉を地表に放射状(ロゼット状)に並べ春を待ちます。少し暖かさを感じる頃になると中心から花茎を伸ばして柄のある花が房状に咲きます。花色は白から濃いピンクまで様々です。花弁は6枚、おしべが6本、めしべが1本です。花弁は色褪せても長い間茎に残り、緑色の花が咲いているように見えることがあります。実は3つに分かれた蒴果です。熟すと縫い目のところから裂けて種を飛ばします。ちょうど咲いています。茶草場を見てください。 2024/4/6 (会員:広谷和子)
花の形(拡大)
開花したショウジョウバカマ
ロゼット状に広げた葉
花後の緑に
3月1 7日のハイキングには2 9名が参加、千手峰周辺を歩き、早春の山を楽しんだ。大須賀町の普門寺を9時に出発、北側から千手峰(標高1 8 2 m )に登り、大きな養鶏場跡地を眺め、南側の尾根の三角点(標高1 8 0 m )を経由し、13時30分に出発地に戻った。
千手峰は、戦国時代に徳川家康が普門寺の和尚の案内で登ったと伝わる歴史のある山。現住職の書いた山頂表示板があり樹林に覆われていたが、西側に少し進むと大きく切り開かれており大須賀のまちや遠州灘などが望めた。今回のコ- スは少し長めだったが比較的緩やかで、山道の周囲にはウバメガシやヒサカキ、ソヨゴなど小笠山特有の森が広がり、センリョウやヤブコウジ、開花したミツバツツジなどもあり楽しめた。
このハイキングコ-スは小川夫妻によるコ-ス整備が随所に見られ、お陰で安全に歩くことが出来た。また、千手峰や養鶏場跡の歴史や茶畑の現状などについての小川理事による話しも大変有意義だった。担当(小川、増田、野中)の皆さん、ご苦労様でした。
2024/3/25 (代表:中山幸男)
小笠山ハイキング 2021年11月20日
小笠山を愛する協議会の中山幸男代表が写真集「生命輝く 小笠山の四季」を自費出版しました。20年以上小笠山を歩く代表は、小笠山で出合い感動した花や四季折々の風景などを撮影し、小笠山の四季として写真集にまとめました。小笠山に咲く野の花、蝶や森で囀る野鳥、春から冬まで様々な風景、アサギマダラの小笠山での生態などの写真160枚が掲載されています。
代表は「写真集で自然豊かな小笠山を感じてほしい」と話しています。
この写真集は下記で販売されています。2,000円(税込)
販売場所
高久書店 掛川市掛川642-1 電話 0537-29-6120
これっしか処 新幹線掛川駅構内
江崎書店袋井店 電話 0538-42-9100
谷島屋磐田店 電話 0538-35-5778
小笠山の地図 掛川遊歩会(鈴木久裕代表) 作成・発行
小笠山を愛する協議会がコ-ス調査や編集など協力
価格300円(税込み)
販売場所
①これっしか処 (掛川駅南口構内) 0537-22-1616
②高久書店 掛川市掛川642-1 0537-29-6120
③茶店やまき 掛川市入山瀬811 0537-74-2384
④菊川観光協会 0537-36-0201
⑤袋井市役所売店 0538-43-2111
⑥谷島屋磐田店 磐田市国府台58-2 0538-35-5778
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小笠山を愛する協議会
代表: 中山幸男
事務局長: 鈴木久裕
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