会発足6年目の当年度も、登山道整備を3回、自然観察会やハイキングなどを5回実施するなど、様々な活動や事業を行うことが出来ました。事業参加者は延べ228名でした。待望のホームページも中山一博理事のご尽力で完成しました。会員は74名に増えました。
(1) 会議
・役員会・監査(6月11日)
総会の議案、日程、会計監査等について
・総会(7月3日)
平成元年度事業報告と収支決算、令和2年度事業計画と予算、役員等承認
・理事会(10月15日)
ホームページ作成等について協議
・理事会(2月22日)
ホームページの概要と公開、会の課題等について協議
(2) 主要事業について
①小笠山国有林を管理する天竜森林管理署との話し合い
本年度はコロナ禍の中、天竜森林管理署との話し合いは出来なかったが、2月22日開催の理事会で入山規制の解除等を要望していくことを確認。また、ナラ枯れについて、天竜森林管理署に確認した結果は次のとおり。小笠山国有林内にある自然歩道沿いの危険木の除去は2016年度が370本、2017年度が80本、2018年度が40本、2019年度、2020(令和2年度)各0本。小笠山のナラ枯れは収束に向かい、危険木はその都度対応とのこと。
②登山道の整備について
次の3箇所について登山道の整備、安全対策を行った。
7月19日小笠池遊歩道と駐車場への道周辺草刈り6名参加
11月15日六枚屏風周辺の登山道整備6名参加
3月6日高御所から腹摺峠までの山道整備15名参加
③自然観察会
8月2日小笠池周辺のイワタバコやモウセンゴケ観察40名参加
10月18日エコパ散策道の花や樹木(60種類観察) 24名参加
④ハイキング
11月8日富士見台霊園~小笠神社中遠登山クラブ協力67名参加
⑤ネイチャーウォーク
12月5日富士見台霊園から山頂・小笠神社26名参加
⑥野鳥観察会
2月13日富士見台霊園からマスラノ池
日本野鳥の会遠江協力29種観察41名参加
⑦道標
6月14日主稜線分岐箇所に道標を2本設置3名参加
⑧ホームページ
理事会(10月15日)で決定し、中山理事中心に構築。4月1日から公開中
⑨その他
・新小笠山マップ(掛川遊歩会編集)打合せ会に参加し、コース調査に協力
・小笠池矢矧橋、遊歩道の現状と今後について入山瀬区と調査(1月31日)
(1) 会 議 役員会(5月24日)、 総会(6月18日)
(2) 小笠山国有林を管理する天竜森林管理署との話し合い
①11月5日、国有林内の貴重植物について天竜森林管理署と現地調査を行い要望
参加者は天竜森林管理署職員(石倉、堀田、山名)と会長ほか会員9名。
与左衛門池から結縁寺境に至る林道を歩き、周辺にある貴重な植物を観察し保護について要望するなど話し合った。
②ナラ枯れ対策について、天竜森林管理署に確認した結果は次のとおり。
小笠山国有林内にある自然歩道沿いの危険木の除去は2016年度が370本、2017年度が80本、2018年度が40本、2019年度が0本を確認。ナラ枯れは収束に向かっているとのこと。今後も危険木についてはその都度対応とのこと。
※1 国有林内の登山道(自然歩道)の入山規制状況は次のとおり。
2015年度ナラ枯れで入山禁止となった登山道(自然歩道)の中で、本谷ル-トは2016年3月に入山禁止が解除されたが、それ以外のル-トは「入山はご遠慮ください」の看板があり入山規制が続いている。会では危険木除去と全ル-トの全面解除を天竜森林管理署に引き続き要望 を行う。
なお、固有林内への入山についての天竜森林管理署の考え方は、「入山は自己責任。また国有林内での行事等定められた事業は、入林申請を行い許可 を得て入山すること」としている。入林申請は申請書に必要事項を記入し、天竜森林管理署掛川事務所に提出する。
※2 天竜森林管理署では掛川事務所に作業員を配置し、国有林内の危険木の除去や登山道(自然歩道)の維持・整備などにも努めている。
(3) 登山道の整備(12月18日) 参加者6人
安全対策が課題の六枚屏風への道について整備するとともに危険箇所へロ-プを設置した。
(4) ウォ-キング、自然観察会、野鳥観察会の実施
①ネイチャ-ウォ-ク(12月8日) 参加者21人
富士見台霊園から山頂・小笠神社を自然観察しながら往復。
観察した動植物は下記のとおり。
紅葉したカエデやウルシ、黄葉したタカノツメやウワミズザクラ。またキズタやツルグミ、キチジョウソウなどの花、イタビカズラやハナミョウガ、テイカカズラ、アズキナシ、ウバメガシ、アカガシなどの実。マガモやキンクロハジロなどの野鳥
②自然観察会(5月18日) 参加者15人
エコパ散策道で袋井自然に親しむ会の前会長、塚本俊昭さんを講師に自然観察会を実施。
参加者は野の花や新緑の樹木などの自然観察を楽しんだ。観察した植物は下記のとおり。
ヤブタビラコ、タチチチコグサ、ヒメジョン、ハルジオン、ハルノノゲシ、スイイバ、ウスアカカタバミ、タガネソウ、ニガナ、ブタナ、コオゾリナ、スイカズラ、ヒメコバンソウ、ウラジロ、コシダ、テ-ダマツ、フモトスミレ、ツルアリドオシ、ツクバネウツギ、ベニシダ、シシガラ、タカノツメ、リョウブ、コナラ、ネジキ、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、チヂミザサ、ササクサ、ソヨゴ(花)、スダジイ、ヒメユズリハ、エゴノキ、ヤブムラサキ、ガンピ(花)、ササユリ、ヤマモモ、ホラシノブ、トウゲシバ、サルトリイバラ、ウバメガシ、ヤマウルシ、ヤマハゼ、タイミンタチバナ、コクラン、イヌツゲ、アセビ、サカキ、コウヤボウキ、シロダモ、クロバイ、タブノキ、アケビ、ムベ、カラスザンショウ、クサギ、ハナミョウガ(花と実)、イヌビワ、ニワゼキショウ、オオジシバリ、ネバリノギランなどの62種類。植栽されたユリノキ(花)、モミジバフウ(実)、アベリア等も。
③野鳥観察会(2月15日) 参加者20人
富士見台霊園から与佐衛門池、マスラノ池までを日本野鳥の会の遠江の会員の案内で歩き、野鳥観察を楽しんだ。
終了後、観察した「鳥り合わせ」を行い、下記25種を確認した。
セグロセキレイ、ヤマガラ、ウグイス、アオジ、シロハラ、カワラヒワ、ホオジロ、ノスリ、ハイタカ、コゲラ、ヒヨドリ、カルガモ、オオバン、ホシハジロ、カイツブリ、エナガ、アオサギ、ハシブトカラス、キセキレイ、コジュケイ、キジバト、メジロ、アオゲラ、ジョウビタキ、スズメ
(5) 道標の設置 道標を2本作成し、エコパ方面への分岐箇所に設置した。
(6) 会員の拡大
新たに7人が加入してくれた。
(7) その他
①鳥獣保護区の見直し
小笠山鳥獣保護区については、掛川市から市街地等を外した形で区域を縮小し、引き続き鳥獣保護区として更新する方針が示された。
②内海副会長が登山用ロ-プ50mを寄贈。六枚屏風ル-トなどの安全対策に使用した。
③国有林内にスズメバチの巣があり危険な場合は、天竜森林管理署に連絡すれば撤去するとのこと。枯れ木、倒木も同様。
④特定外来種のガビチョウやソウシチョウについて、野鳥の会に問合せしたところ、小笠山でも見られるとのこと。
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小笠山を愛する協議会
代表: 中山幸男
事務局長: 鈴木久裕
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