【エコパ～三ツ峰～法多山コース】

小笠山は掛川市と袋井市にまたがり標高265mの自然豊かな山で、静岡の百山にも選ばれています。山頂付近には小笠神社が祀られて、丘陵地から四方に支脈を延ばして広がっています。今回はその支脈のひとつ小笠山山頂から西方面のエコパに続く稜線上の216mピーク、三角点の有る三ツ峰(三嶺山)にから南西に延びる尾根上に新たに整備された道を歩きます。

このコースはエコパから出発し三ツ峰へ、そして法多山:尊永寺へと三ツ峰南西尾根を降り、エコパに戻る周回コースです。(会員 内海廣治)

【コース概要】

エコパP6駐車場(15分)－むらさき平(30分)－法多山奥の院分岐点 (60分)－三ツ峰(60分)－三ツ峰南西尾根－中電巡視路分岐点(30分)－法多山１４番駐車場(15分)－法多山：尊永寺(30分)－エコパ：ビオトープ園入口分岐点(10)－むらさき平(15分)－エコパP6駐車場　

【実歩行時間　4.5H　】

※出発点はエコパP6駐車場ですが、エコパの他の駐車場より出発してエコパ内の遊歩道を歩くことにより、色々なコース取りが可能です。

出発はエコパP6(※１)から。トイレはここで済ますとビオトープ園方向に道を取ります。ビオトープ園入口に「むらさき平」への表示板を見て、ここから右手の山道へと入り山登りの開始です。

※１　エコパには沢山の駐車場が有りますで、Ｐ１０等に駐車して遊歩道をビオトープ園方面に歩き、「むらさき平」に向かうことも可能です。

両側がシダの道も大きなシイやヤマモモなどの木が茂る道に変わり、登り詰めて行くと送電線の鉄塔を過ぎ、二つ目の鉄塔の建つ尾根上の開けた場所に達します。

南方面が開け小笠山の中尾根が望めます。またここは法多山奥の院への分岐点でここから奥の院方面には「通行出来ません」の表示が有ります。

三ツ峰・小笠山へは尾根を東に直進します。ここからは比較的平坦な道と成りますが、小笠山特有のケスタ地形の左側が切れ落ちた崖に注意しながらの歩きです。　

直ぐに左側に大きく崩落した場所が現れます。左端に寄らず、また一人々間隔を空けて通過しましょう。その先も何カ所か登山道の下が崩れて空洞化が進んでいるカ所が出て来ます。大きく右側を迂回する場所も現れます。注意して進みましょう。

左側(北方面)は樹間からエコパのグランドや遠く北遠の山々を見ることが出来ます。

やがて左手にエコパ方面に下る分岐点(※)を見てヒト登りで三角点の有る三ツ峰の分岐点に出ます。(三ツ峰へ１分への表示板有り)　ここからの北方面への展望は素晴らしく、エコパを下に掛川や袋井の市街地、遠く竜頭山、本宮山、春埜山初め北遠の黒法師山や不動岳が望めます。

※エコパ方面への道は崩落していて通行不能です。

三ツ峰(三嶺山)には尾根を直進する腹摺峠・小笠山方面の道を左に見て、右手に進むと直ぐに右手の三角点を見つけることが出来ます。樹林に囲まれた静かな山頂です。

下山は三ツ峰南西尾根を法多山方面へと降ります。三ツ峰の三角点から「南西尾根～法多山」への表示板に従い南に進みます。

数メートルで「県道：山本東橋」と「法多山P」への表示板が木に取り付けられた分岐点が現れます。ここを右手の「法多山P」へと進みます。

ウバメガシやシダの茂る緩やかな三ツ峰南西尾根を降ります。要所々には赤テープや「法多山P」の表示板がありますので、確認しながら進みましょう。

やがて右下に法多山の駐車場が見えると、左手の赤テープに従い斜面を降ります。降り切った所が道路を挟んで法多山の14番駐車場です。

ここからは法多山方面の標識に従い車道を下ると参道へと出ます。尊永寺の参拝や厄除け団子を楽しみましょう。

帰路は法多山を後に山門を抜けると門前街を通り車道を北に進みます。

やがてエコパ：ビオトープへの表示板が現れると、車道から右手の山道へと入ります。しばらく進むと往路で小笠山方面へと進んだ「むらさき平」が現れる。この地点でちょうど周回したことと成ります。再びエコパへと戻りましょう。